Rを用いたベン図の作成方法【コード付き】
【記事作成者】 酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)
【はじめに】
この記事ではRを使ったベン図の作成方法について紹介します。
R (R studio)の導入方法については現在記事を作成中です、もう少々お待ちください。
※ベン図とは : 2つの集合の重複状況を2つの円を使って表現している図
(※ベン図 – Wikipedia)
Rを使ってベン図を作成することによって、2つ以上のセグメントの重複状況を簡単に図示することが出来ます。
より分かりやすい資料の作成にも利用できるので、Rを使ってベン図の作成を楽しんでみてください。
Rに関するその他の記事については以下をご確認ください
Data analytics Archives – 株式会社Bistro
【ベン図の作成方法】
ベン図の作成にはeulerrというパッケージを利用することで簡単に作成を行うことが出来ます。
まずはeulerrをRにインストールしましょう。
パッケージのインストールにはinstall.package関数を使用します。
以下のコードを実際にRに打ち込んでみましょう。
install.packages("eulerr")
※ダブルクオーテーションでパッケージ名はくくってください。
※私の画面ではインストール済のため少し異なった表示になってしまっています。
インストールが完了し”The downloaded binary packages are in”と表示されたら、ベン図の作成の準備は完了です。
【ベン図の作成用のコード】
ベン図の作成には以下のコードを使用します。
library("eulerr") A = 34215 B = 52131 AB = 10242 fit = euler(c('A'=A,'B'=B,'A&B'=AB),shape = "ellipse") name_A = "セグメントA" name_B = "セグメントB" plot(fit, fills = list(fill = c("#98FB98","#EE82EE"), alpha = 0.95), labels = list(col = "#333333", font = 1), quantities = TRUE, legend = list(labels = c(name_A, name_B)) )
上記のコードの実行結果で以下のベン図が出力されました。
今回の処理の中で使用する変数は以下のような構造になっていました。
- library(“eulerr”) : eulerrというパッケージを読み出す
- A = 34215 : A群のみに該当する部分の出現数を入力する
- B = 52131 : B群のみに該当する部分の出現数を入力する
- AB = 10242 : A群とB群の重複している部分の出現数を入力する
- fit = euler(c(‘A’=A,’B’=B,’A&B’=AB),shape = “ellipse”) : ベン図の出現数情報をデータ化
- name_A = “セグメントA” : A群の名称を命名
- name_B = “セグメントB” : B群の名称を命名
- fills = list(fill = c(“#98FB98″,”#EE82EE”), : A群とB群の色を選択
- quantities = TRUE, : 数字を出力するか選択
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