217月, 2023
GoogleTagManagerの導入【2023年版 図解付き】
【記事作成者】 酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)

 

【はじめに】

この記事では最新版Google Analytics (GA4)の設定を行う際の最初の工程となるGoogleTagManagerの導入方法について紹介します。
GoogleTagManager(GTM)のアカウント作成方法については過去の記事をご確認ください。(GTMのアカウント作成方法を確認)
GTMを利用することでウェブサイト上の複雑なコードなどを編集することなくGA4の設定作業を行えるようになります。
またGA4の設定だけでなく、サイトの滞在時間の測定をするためのタグ(※1)を設置することや、Google上でのオーガニック検索状況を測定することのできるGoogle Search Consoleの導入にも利用することが出来るので、この記事の手順に沿ってGTMを設定しましょう。
(こちらの記事はGoogleアナリティクスのヘルプサイトを参照している内容を含んでいます | ヘルプ)

※1 タグ : Google Analyticsにデータを飛ばす箱のような存在
タグに設定した送信する条件に該当した際にタグに設定されたデータがGoogle Analyticsに送信されます。

【ShopifyへのGoogleTagManagerの導入】

計測するウェブサイトをShopifyで構築している場合のGoogleTagManagerの導入方法を説明します。
Shopifyの管理画面左手の「オンラインストア」の「テーマ」内部、右下にある「・・・」から「コードを編集」を選択してください。
画面左手から「theme.liquid」を選択し、3行目付近に配置されている<head>よりも下のできる限り上部にGTMアカウント作成時に表示された1つめのコードを入力してください。

「theme.liquid」内部の下部に配置されている<body>から始まるコードの直後にGTMアカウント作成時に表示された2つめのコードを入力してください。
入力後画面右上の「保存」をクリックして、設定を保存してください。
設定画面に移動し、画面左手のメニューバーから「チェックアウト」を選択してください。
チェックアウトページの下部にある「注文状況ページ」の追加スクリプトの欄に、GTMアカウント作成時に表示されたコードを1つめ、2つめの順に入力し、画面右上の「保存する」をクリックしてください。

 

【WordPressへのGoogleTagManagerの導入】

計測するウェブサイトをWordPressで構築している場合のGoogleTagManagerの導入方法を説明します。
WordPressのホーム画面左手のメニューバーから「外観」➡「テーマファイルエディター」を選択してください。
テーマファイルエディター内の右手のメニューバーから「Theme Header」を選択してください
phpの設定

GTMアカウントを作成した際に表示されたコードをTheme Header内に入力してください。
GTMの導入

これでGoogleTagManagerの導入は完了です。
次回は『Google Analyticsアカウントの作成』をご説明します。

 

=============================================================================================
酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)
慶應義塾大学理工学部　物理情報工学科卒業
大学卒業後は外資系総合広告代理店に新卒入社
マーケティングリサーチや広告効果測定モデル(MMM)の開発に携わりその後独立
独立後は大手IT会社や大手3大キャリアなどを含む様々な企業様にデータドリブンマーケティングの支援業務を行っている
=============================================================================================

このコンテンツをシェアする