【記事作成者】 酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)

【はじめに】

この記事では最新版Google Analytics (GA4)の設定を行う際の最初の工程となるGoogleTagManagerのアカウント作成方法について紹介します。
GoogleTagManager(GTM)を利用することでウェブサイト上の複雑なコードなどを編集することなくGA4の設定作業を行えるようになります。
またGA4の設定だけでなく、サイトの滞在時間の測定をするためのタグ(※1)を設置することや、Google上でのオーガニック検索状況を測定することのできるGoogle Search Consoleの導入にも利用することが出来るので、この記事の手順に沿ってGTMを設定しましょう。

既にGTMを設定済の方は以下の記事を参照ください。

1. GoogleAnalytics4のアカウント作成【2023年版 図解付き】 – 株式会社Bistro

※1 タグ : Google Analyticsにデータを飛ばす箱のような存在
タグに設定した送信する条件に該当した際にタグに設定されたデータがGoogle Analyticsに送信されます。

【Google Analyticsの設定手順概要】

GTMの設定の具体的な設定作業の紹介に入る前にGoogle Analyticsの設定手順を説明します。
Google Analyticsの設定作業は前述のようにGTMを介して行うのが理想です。
GTMを介して設定を行うことを推奨する理由として大きなものを上げるとすると2つの理由が挙げられます。

1. Google Search Consoleなどの分析ツールの導入も同時に行いやすい
   (GTMを設定しておくことで簡単にGoogle Analytics以外の分析ツールの導入を行うことが可能になります)
2. スクロール率や読了率などの踏み込んだ分析を行うための設定をGTMで行うことが出来る

GTMを介してGoogle Analyticsの設定を行う場合は以下の手順で設定作業を行います。

【GoogleTagManagerのアカウント作成】

GoogleTagManagerのアカウント作成のためには、公式サイト (https://tagmanager.google.com/)にアクセスを行います。
右上に表示されている「アカウントを作成」をクリックしてください。

作成を行うアカウント情報を入力してください。
入力後、画面左下に表示される「作成」をクリックしてください。
アカウント名：会社名などGTMの管理画面で表示を行う名称を入力してください
国：アカウントを使用する国を選択してください
□ Googleや他の人と匿名でデータを共有：(任意) 共有を行う場合はチェックを入れてください
コンテナ名：計測を行う予定のサイトのトップページのURLをwww以降から (https://を省略して) 入力してください
ターゲットプラットフォーム : ウェブサイトを計測する場合「ウェブ」を選択してください

利用許諾が表示されますので、利用規則を承諾後に画面右上の「はい」をクリックしてください
□ GDPRで必須となるデータ処理規則にも同意します：(任意) 欧州経済領域（EEA）における個人情報の取り扱いについて法的要件を定めた規則へ同意する場合はチェックを入れてください
GTMの設定に必要な2つの情報が表示されます【重要】
忘れないようにメモ帳にコピーを行うなど、データを残してください

これでアカウントの作成は完了です。
最後に表示された、2つのコードは次の工程のGTMの導入で使用するので大切に保管してください。

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酒井 裕麻 (株式会社Bistro 代表取締役社長)
慶應義塾大学理工学部　物理情報工学科卒業
大学卒業後は外資系総合広告代理店に新卒入社
マーケティングリサーチや広告効果測定モデル(MMM)の開発に携わりその後独立
独立後は大手IT会社や大手3大キャリアなどを含む様々な企業様にデータドリブンマーケティングの支援業務を行っている
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